那須の岩山を登っていたら
最初は柔らかく靴の爪が刺さるようだった岩が

高さを加えるほどに、堅く、爪を跳ね返すかのように

2000メートルも近いところに横たわっていた

手で触ると、それはしっかりと皮膚に吸い付き

体を支えてくれる

そして頂に立つとすべての岩が

空から私を支えてくれた

朝の駅道は冬に向こうから日差しがそそぐ

少し春が近づくとその角度が変わって

今日は向こうから歩いてくる男が、女が、赤ちゃんが

陽光を後ろに受けて輝いて見えた

赤ちゃんを抱いている男が空を見て笑っているのだもの

心が風景を照らし

風景が心を動かす

世界がまるくなる

心が無くなって

春がもうすぐそこだ

手段の目的化 Vo..1

人や、特に組織のやることの不合理は、手段がいつの間にか目的と化しているのが透けて見える

そこには、その結果に対する責任が消えてしまって、手段の達成で終了。あとは知らないということだ

消費税の増税

財政再建のためだと言ってみたり、福祉の向上だと言ってみたりだが、要は「消費税を上げたい」その一心だ

問題はそのあと

手段のみを達成して仕事をした気になるとしたらその仕事は、人はとてつもなく小さい

国道20号線

週末、渋谷アップリンクで「国道20号線」を見た

見る前の情報から、映画の内容に予想がついてしまい、

他の観客達もそうだったようだ

ただ・・・

いい映画であったと思う

まだ咀嚼できていないのだろう

この前作の「雲の上」も見たかったが、上映は終了

最新作の「サウダーヂ」は公開中だが今週で終わってしまう

映画を追っかけるのは楽しい

週末、渋谷アップリンク

グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」を見た

事実や、関わった人々に語らせて、殻の下の天才芸術家の内面に至るこの試みは成功したのかどうか

彼の演奏を改めて聴きたくなり、聴いてみたら前とは少し違って聞こえた

特に、演奏しながら歌うあの意味が分かったのがよかった

ピアノを教えてくれた母の影響というのが本当なら、急に親しみがわいてくる

龍馬伝

録画しておいて2年間寝かしていた龍馬伝」を

ようやく見始めました

こりゃあいかん


龍馬が久万川の堤を作っていた
毎日この川の堤防で遊んでました
釣りしたり歩いたりどぶったり
こりゃあもういかん